はじめての夫婦カウンセリング体験 爆発!食い違う夫婦の軌道修正
こんにちは、チッタです。
結婚3年3か月の夫婦2人、初カウンセリングを受けてきました。
原因は旦那さんとのコミュニケーション
旦那さんとのコミュニケーションがうまくいかないことがあって、それがとてもつらいです。
結婚当初はうまくいっていたし、今もうまくいっている部分もあります。
ぜんぜんうまくいっていないのなら諦めもつくけど。
7割くらいは問題なく平和に生活していますが、以前からたまにおかしいなと思うことはあって、それが確信に変わったのが親戚で集まってランチをしていた時のエピソードです。
親戚で集まってランチした話
週末、親戚で集まってレストランの個室でランチをしていた時のこと。
楽しくランチを食べ、そろそろ帰ろうかという流れになった時、自閉症の甥っ子が暴れだしたのです。
甥っ子が「もう帰りたい。」と意思表示をしていたのに、周りがなかなか帰ろうとしないことに痺れを切らしたのか、ママのことを引っ掻いたり手首を噛んだりし始めました。
甥っ子が暴れることがあるという話は聞いていたのですが、実際に見たのは初めてで、あまりの光景に立ち尽くすことしかできない私。
興奮して我を忘れている甥っ子と、何とか止めようとしているママ。
甥っ子は力がとても強く、このままだとママが危ないと思った私は、いつ警察に電話しようかとそんなことを考え始めていました。
そんな中、ふいに視線を感じたのです。
ん?と思って視線の先を見ると、旦那さんがニヤニヤと笑いながら私を見ていました。
何で笑ってるのか、どう考えてもわからないんです。
明らかに笑う場面ではない…
結局、じーじーが力ずくで甥っ子を押さえ込み、警察を呼ばずに事なきを得ました。
次の日。
私は旦那さんの反応に引っ掛かったまま。
ずっと考えていました。
無理。
もう無理。
今まで数々の理解不能なことがあって、嫌な思いをしたことを思い出しました。
私が旦那さんの態度や言動にブチ切れ、その度に話し合いお互い納得しても、またスタート地点に戻るような、同じところをグルグルしているような感覚なのです。
限界だと感じました。
旦那さんとの生活でこのまま何も手を打たなければ私の心が壊れてしまうこと、何も手を打つ気がないなら離婚する旨を手紙にして渡しました。
私が理解不能だと思っていること
ジェットコースターの安全レバーの話
最初に「えっ?」と思ったことで印象に残っているのが、遊園地に行ってジェットコースターに乗ろうとした時のこと。
2人で並んで座り、荷物を置いて用意をしていたときにいきなり安全レバーを引いてきたのです。
安全レバーは2人分繋がっていて乗客自身が引くタイプなので、レバーを引くときに隣が用意できているか確認する、あるいは声をかけてから引くなどが一般的だと思うのですが、自分のことしか見えていない旦那さんはお構いなしにバーンとレバーを引いてきました。
とっさに手を引いたからよかったものの、一歩間違えたら手首があり得ない方向に曲がって骨折する危険がありました。
怖い、マジで怖い、怖かった(T_T)
ケガしなくて本当によかったね、と手首によしよししていたら、「いよいよだね。」と楽しそうに話しかけてくる旦那さん。
こ、この人怖い…怖すぎる…
私が今、手首を骨折しそうだったことにも気づいてない…
恐ろしくて何も言えず、「そうだね。」と適当に相づちしてその場をやり過ごしました。
「でしょ?」って何?の話
2人で初めて行ったレストランや初めて行った場所でのこと。
私が「美味しいね。」とか「綺麗だね。」と言うと、「でしょ?」と返事してくることがあります。
えっ?「でしょ?」の使い方間違ってないか?と思って「でしょ?って何か違うよね。」と言うと、「ああ、そうだね。」とその場では納得するのですが、何日か経つと完全に忘れてまた「でしょ?」を使ってきます。
美味しいとか綺麗とか、感動の共有をしようとした時に「でしょ?」と言われるととても悲しい気持ちになります。
初めて来たんだよね?
言葉の使い方を間違ってるってわかってるんだよね?
何回指摘してると思ってんだ?
記憶喪失?
やる気の問題?
私の言い方が悪いのか?
もしもし頭おかしいんですか?
感動しているときに変な疑問がたくさん出てきて楽しくありません。
いつも「でしょ?」だったら、感動の共有をやめればいいのですが、「そうだね。」と返事してくる時もあったり、旦那さんの方から「これ、美味しいね。」など話しかけてくることもあって、毎回「でしょ?」と言うわけではないところが私の心を疲弊させるポイントで。
あ、また「でしょ?」が出た…
うーん、指摘しても忘れるからもういいか、と流すようにしていました。
今回、旦那さんへ離婚警告文を渡したあとに「でしょ?」についてもう1度辞めてもらえないか話をしてみました。
私が嫌だと感じると説明をし始めたら、タブレットで何かを調べ始める旦那さん。
話聞けよ、と思い「何してるの?」と質問したら、「でしょ?」という言葉が相手にどれほど嫌な思いをさせるのか「でしょ 不愉快」で調べているのだと…
違う。
違うよー。
何でそっちの方向へ行くんだ?
「でしょ?」という言葉自体が嫌なんじゃない、使い方。
日本語の使い方を間違えてると指摘してるんだよ。
以前「わかった。」って納得してましたよ、あなた。
はあ…何でこうなるんだ…話が噛み合わなさすぎ。
こういうことがたくさんあります。
例えば
「駅に行きたいんだけど、この道をまっすぐ行ったらいいんですか?」と質問された場合、一般的には「はい。この道をまっすぐ行って、3つ目の角を右に曲がると駅に着きます。」みたな感じで回答すると思います。
この場合、話のゴールは駅に到着するというところ。
ところが旦那さんへ「駅に行きたいんだけど、この道をまっすぐ行ったらいいんですか?」と質問した場合、「まっすぐ行く以外に方法ないよね?」という具合に返事してきます。
「え、何?」となるんです。
それでもう1度「まっすぐなんですか?」と言うと、やっと「はい。」と返事。
だけど質問してきた人が何でまっすぐ行くことを質問してきたのか意図をくみ取らないので、その先の「3つ目の角を右に曲がる」という情報は、また質問しなければなりません。
「まっすぐ行っても駅に着きません。どうしたらいいですか?」と聞くと、「当たり前じゃん。右に曲がらないと駅に着かないけど。」という具合。
何て言うんだろう。
人の感情を逆なでするようなことを無意識にしてきます。
こんなやりとりを日常的にしていると発狂しそうになることがあって本当に疲れる。
カウンセリングへ行くまで
カウンセリングの日までに2週間ほどあったので、自分たちでも改善できないか試してみました。
以前、旦那さんの会話が毎回否定から入ってとても悲しかった時、まず肯定してほしいとリビングに張り紙をしました。
それがとてもよかったらしく、何度言っても直らないことを書いて貼ってほしいとリクエストがあったのでやってみました。
これが面白いくらい効果を発揮していて、スマホ・タブレットを見ながら食事するのを一切辞めました。
また、服をそこらへんに放置していたのも全てクローゼットへ置くように。
ただ、1番問題のコミュニケーションは何度話し合っても相変わらず…
やはり自分たちだけで何とかするのは難しいのだなと実感。
カウンセリング当日
旦那さんが探してきたカウンセリングで、自宅から1時間くらいのところにある雑居ビルの一角で話を聞いてもらいました。
海外の映画に出てくるようなオシャレで洗練された雰囲気を想像していましたが、昭和の香りが漂うオフィスのような部屋でした。
カウンセラーの方は、近所にいる気さくな優しいおばちゃんという感じ。
旦那さんと2人並んでソファに座って、くつろぎながら1時間カウンセリングをしてもらいました。
実際に話をしてみて思ったこと
はじめにカウンセラーから「ここでは、笑っても泣いても怒ってもいいんですよ。」と説明を受けていた時に目頭が熱くなりました。
やっとここまで来れたんだ…
最初にカウンセリングを受けたいと希望したときは、お金がかかるから嫌だと言われ、それから何度も何度もお願いし、今回ようやくたどり着いたカウンセリング。
私、頭おかしくなかった!間違ってなかった!ということがわかってホッとしました。
これだけ噛み合わないのは私の言動や感覚がおかしいのかとも考えていたところがあったのです。
具体的なエピソード、旦那さんの気持ち、私の気持ちを伝えるとカウンセラーが話を整理し、分析してもらったり、アドバイスをもらいました。
教えてもらった中で印象的だったのが、旦那さんが私にマウンティングしているということです。
しかも無意識に。
マウンティングだと思うと、腑に落ちることがたくさんあります。
家族でもなく友達でもない、第三者に中立的な立場から話を聞いてもらい、どうしていきたいか、どうしてほしいのかという希望を建設的に話し合うことにでき、晴れやかな気持ちでカウンセリングを終えました。
が、しかし帰り道でまたケンカ。
今思えばどうでもいい些細なことなんですが、これから夫婦の関係が良くなっていくのかなと思っていた矢先のことで、めちゃくちゃ悲しくて涙が止まらなくなりました。
カウンセリングを受けて以前よりも冷静にやりとりができるようになってはいるものの、気心知れた友人などと気軽に会話する感覚で話をしているとドツボにハマるため、1番距離の近い旦那さんなのに意識して話をしていないと頭がおかしくなりそうになるときがあります。
道のりは長いですね。
カウンセリングを受けてから
旦那さんは、自分が一般的な人と何か少し違うという自覚はあるみたいです。
旦那さんに病名がつけば、嫌な思いをしたときに「病気だからしょうがない」と今よりも割り切れるので、病院へ行ってほしい気持ちもありますが、本人に意思がないようなので諦めました。
私はアスペルガー症候群のグレーゾーンではないかと疑っています。
旦那さんも自分で注意したいところを書き始めました。
これはリビングのテーブルの前に置いているので、食事をしているときに嫌でも視界に入ってきます。
2人で穏やかに生活できるよう、ケンカが始まりそうな時のことを分析したり、対処するためのルールを作ったりと少しずつ前に進み始めています。