【WDW】預けていた荷物がオーランド空港で出て来なかった話

その他

こんにちは、チッタです。

アメリカのフロリダ州オーランドにある、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(以下、WDW)に行ってきました。

これは、そのときに預けていた荷物(スーツケース)がオーランド空港で行方不明になった話です。

楽しい旅行のスタートで荷物がないとめちゃくちゃテンションが下がるし、プチパニック。
さらに英語のやり取りがハテナすぎて途方に暮れ、かなり回り道しましたが最終的に荷物は戻ってきました。

フライト情報

ユナイテッド航空 UA6 エコノミークラス
東京(成田) 16:35 / ヒューストン 14:30
フライト時間約12時間

乗り継ぎ3時間

ユナイテッド航空 UA1513 エコノミークラス
ヒューストン 18:05 / オーランド 21:22
フライト時間約2時間


フライト14時間+乗り継ぎ3時間、合計17時間をかけてオーランド空港に到着。

とにかくめっっっっっっっちゃ疲れる!

海外旅行ってこんなにしんどかったっけ?っていうくらい移動だけで疲れていました。

私のスーツケースは?

オーランド空港に到着し、旦那さんのスーツケースは早々とターンテーブルから出てきたのに私のスーツケースは待てど暮らせど出ません。

流れてくる荷物1つ1つを目を凝らして確認するもピンとくるものは出てこず、ついに何も出てこなくなりました。


「…ん?おかしいぞ?」


海外旅行の経験は何度かありますが、スーツケースが出て来ないなんてはじめてです。

何が起こっているのかわからない

ターンテーブルの近くにユナイテッド航空の荷物案内窓口っぽいのがあったので、半信半疑でバゲージクレームタグ(荷物につけるバーコードが書かれたシール)の半券を見せて「荷物、ない。」(英語)と話しかけました。

こちらはカタコト英語で話しかけているにも関わらず、受付のおばちゃんはお構いなしにバーッと普通の英語で返してきます。

あまりにも英語が通じない私たちを見兼ねたのか、荷物がどうなっているのか確認するからここで待っててとのこと。


しばらく待っていたら、さっきのおばちゃんが「あんた、オールスタームービーに泊まるの?」と。

成田空港で搭乗手続きした際、ホテル情報を入力していたのでそれを見て質問してきたのでしょう。

「はい。」と返事したら、またガンガン英語で喋り始めました。

だからおばちゃん、こっちは英語わかんないんだって(T_T)

完全にハテナの顔をしていたら、何度か同じことを言い換えてくれました。


「ホテルに… 荷物が… あるから… 大丈夫…。」(という英語に聞こえた)


え?マジで?!


荷物が空港を通り越してホテルに行くか?と素朴な疑問が湧きましたが、そういえばアメリカ在住だと空港からホテルへ荷物配送してくれるWDWのサービスがあったような(うろ覚え)…日本在住でも適用されるようになったのか?と勝手に解釈。

「荷物はホテル?」と2回くらい確認しても「そうだよ。」としか返ってこないので、ホテルにあることを祈って空港をあとにしました。

到着した空港で預けていた荷物が行方不明になることについてのプチ情報

トラブルの名称

出発した空港で預けた荷物が到着した空港で受け取ることができないトラブルの総称をロストバゲージ(lost baggage / lost luggage)といいます。

ロストバゲージになったあと、その後は?

  1. 荷物が手元に戻ってくる
  2. 荷物が2度と戻ってこない

ロストバゲージって響きだけだと直訳で荷物紛失=戻ってこないことかと勘違いしそうですが、荷物が手元に戻ってくる、2度と戻ってこない、どちらのトラブルもロストバゲージと呼ぶのでちょっとややこしいです。

なぜロストバゲージが発生するのか

  1. 手荷物を預けた際のタグ間違い
  2. 違う飛行機に運ばれた
  3. 搭乗予定の便に荷物が間に合わなかった
  4. 乗り継ぎ時の積み込み忘れ、詰込み間違い
  5. 他の乗客の取り間違い
  6. 盗難

預け荷物取扱ミスの93%は手元に戻ってくる

ロストバゲージの発生原因を見ると、人為的ミスによるものが多いですね。
荷物は人の手によって管理されているのでどうしても人為的ミスが発生してしまうようです。

これは、預け荷物取扱のミスをグラフで表したものです。

77% 遅着(delayed baggage ディレイドバゲージ)
ロストバゲージの大半が遅着で、搭乗した便に積まれず到着した空港で受け取ることができません。
だいたい数日中に見つかり、滞在先のホテルや自宅などに届けらます。

16% 損傷
ロストバゲージではなく、何らかの理由で荷物が壊れた状態になることです。

7% 紛失・盗難
ロストバゲージに分類され、預けた荷物は2度と戻ってきません。

ロストバゲージが発生する確率

2018年12月時点のユナイテッド航空預け荷物取扱ミスは、1000人あたり約3個。
飛行機の定員が200人程度と考えたら、1フライトあたり約0.6個の預け荷物取扱ミスがあるということになります。

私がその0.6個に当たってしまったのか?

で、私のスーツケースは?

ホテルのフロントでチェックインしたい旨を伝えるとナンタラカンタラ(英語)言われ、完全にハテナ。

何も返事できずにいたら、部屋の場所をわかりやすく教えてくれたり、日本語のディズニーのパンプレット、1st visitバッジをもらったりと優しく対応してもらえました。

このタイミングでスーツケースのことを聞けばよかったのだけれど、空港のおばちゃんがホテルにあるって言ってたし、もう部屋にあるんじゃないかという淡い期待と、英語のやり取りがマジで疲れるので、部屋にあるならもう疲れたくないと思いそのまま部屋へ行きました。


ふー、やっと部屋に到着!


で、私のスーツケースは?


どこなの?


どこなのーーーー!

やっぱり何が起こっているのかわからない

部屋にないならフロントにあるのか?と思い、一息つく間もなく再びフロントへ。

旦那さんをいけにえにして係りのおじさんに話しかけてもらいました。

おじさんは理解したようでどこかへ確認しに行きましたが、すぐに手ぶらで戻ってきました。


「ないね。」とおじさん。


えっ!


どうしよう…


これで会話を終わらせたら、スーツケースがどこにあるのかマジでわからない。


何か言わないと…


えーと、えーーーと、何て言えばいいんだ…


頭をフル回転させて「じゃあ、どうしたらいい?」と質問したら、また例のごとくネイティブ英語がガンガンくるわけですよ。


ああ、英語よ。


私を苦しめる英語。


ダメだ、今回は勘も頼りにならないくらいわからない…


おじさんにもう1度言ってくれとお願いし、再度ヒアリングに挑戦。


「明日の朝… ここに… また来て… 」(という英語に聞こえた)


ん?


明日の朝ここに来てって言ってる?


「明日の朝、ここか?ここなのか?」と2回くらい確認したら「そうだよ。」とおじさん。

スーツケースの中にあるとても大切なもの

私の肌はとても敏感で、ちょっとしたことでもすぐに吹き出物が出てきます。

スーツケースの中には洗顔料・化粧水・オイル・美容液が入っており、それらでケアしてあげないと旅行中私の顔はボロボロになってしまいます。

洋服や靴下など他のものは最悪なくても大丈夫だけど、化粧品だけは絶対無理。
もうすでに吹き出物ができてテンションが下がっているのに、スーツケースがいつ戻ってくるのかわからないなんて悪夢です。

荷物が戻ってこない場合、どこかで洗顔料や化粧水を買おうにもホテルの周辺で売っているところがあるのか…
そんなことを考えるとどんどん気分が落ち込んでいきます。

まだ何が起こっているのかわからない

フロントでおじさんとのやり取りを終え、途方に暮れる私と旦那さん。


明日の朝、なぜフロントなのかわからない…


荷物ないって言ってたじゃんか~!


明日の朝行けば荷物があるのかなぁ…でも、そんな魔法みたいなことがあるのか?!



時計を見たら夜12時になろうとしていて、長旅と意味の分からない英語に振り回されて疲労困憊。

絶望的な気分でロビーの椅子に座っていました。



ん?




あれ?



あれは!



日本人!


ロビーで何やら仕事をしている旅行会社の日本人スタッフらしき集団を発見!

「あのー、すみません…」

事情を説明すると、日本のユナイテッド航空に電話することを提案されたのでした。


さすが旅行会社の人は発想が違うな!と思い、さっそく電話。


が、ここで驚愕の事実を知ります。


ロストバゲージとなった場合、空港で荷物紛失番号を発行してもらえるらしく、その番号がないと荷物の追跡はできないと言われました。



嘘でしょ?!

おばちゃんが手続きし忘れたのか?

ああ、英語よ…


救世主はネットにいた

明日、空港へもう1度話を聞きに行こう。

そう決めた矢先、ネットでロストバゲージのことを調べ始めました。

そしたらなんと、オーランド空港でロストバゲージになった人のブログを発見したのです。


ブログを読んでから先ほどの空港やホテルでの対応を整理すると…

  1. 荷物案内窓口で手荷物紛失証明書を発行されなかった
  2. 「荷物はホテルにある」と聞こえた
  3. 「明日の朝フロントへ来て」と聞こえた

てことは、私のスーツケースはロストバゲージじゃない?


明日の朝、フロントに行ったら荷物があるかも!


そして、極めつけはこのブログ。

過去に空港からホテルへ荷物を勝手に運ばれたことのある人がいました。



え、もしかして…


そう思うと何となく納得できるのです。


よし、明日空港じゃなくてフロントに行ってもう1度話をしよう。


深夜3:00、ようやく就寝。

愛しのスーツケースとご対面

朝6:00、起床。

よし、フロントへ行くゾ!

参考にしたブログの1つ(こんなことある?ハプニングだらけのWDW出発日【後編】)の中で、

会話を自動翻訳してくれるスマホアプリを片手にもう一度話しかけてみると、英語がわかるわかる(笑)。そして、伝わる伝わる(笑)。

とあったので、旦那さんがグーグル翻訳アプリを使ってフロントの人に話してみました。



すると、フロントの人曰く

  1. 荷物は昨日からあったが、プライバシーのサインがなかったから部屋に持って行けなかった
  2. プライバシーのサインをすれば、今日部屋に荷物を運んでおく
  3. 今日は朝7:00から荷物を各部屋に運んでいくが、順に回っていくので詳細な時間は不明

英語がわかるわかる(笑)


てか、スーツケースあったんかーーーーい!


7:00すぎ、ほどなくして係りの人がスーツケースを持ってきてくれました。


はあ~~~~~!私のスーツケース!

本当によかった!

真相は謎

ロストバゲージなのか、ディズニーのお節介サービスなのか、本当のところはわかりませんでした。

あとから思い返すと、チェックイン⇒部屋到着⇒フロントで旦那さんをいけにえにして話したときにこちらの意図が正しく伝わっていなかったのでは?と思っています。

チェックインの時にスーツケースのことを質問していればもう少し早く対応してもらえたかもしれません。

ロストバゲージを防ぐための対策

ロストバゲージになりたくないので対策を調べてみました。

①乗り継ぎ時間に余裕を持たせる

荷物が紛失する原因で1番多いと言われているのは、乗り継ぎ便での荷物積み遅れや積み忘れです。

少なくとも2時間の乗り継ぎ時間を持つことをおすすめします。

②荷物にネームタグをつける

名前だけではなく、利用するホテル名、住所、電話番号まで細かく記入します。

③古いタグやシールを剥がしておく

前回の旅行で貼っていたタグやシールをそのままの状態にしていたら空港の人が混乱するかもしれないので剥がしておきます。

ロストバゲージになってしまった時のために備える対策

万が一ロストバゲージになった場合に備えておくことも調べてみました。

貴重品は機内に持ち込むようにする

今回、不運にもロストバゲージになってしまった方々の体験談をいくつか読み、アクシデントを楽しむとか、旅の思い出とか、そんなきれいごとにならないくらい大変な思いをした方が多い印象を受けました。

ロストバゲージした多くの人が直面する嫌なこと

  1. 気持ちが落ち込む
  2. 予定通りにスケジュールが進まない
  3. 航空会社の対応や補償額に不満

心のダメージを最小限にする手段は「貴重品は機内に持ち込むようにする」が1番。
お金に換えられない大切なものを預けるのはとても危険です。

上の方にも書きましたが、預け荷物取扱ミスの7%の荷物は2度と戻ってきません。

国際線の機内持ち込み手荷物のサイズ・重さの制限

細かいところは航空会社によって違いますが、だいたいの会社はこのような制限になっています。

  1. 手荷物のほかに、身の回り品(ハンドバッグなど)を1つ持ち込める
  2. 手荷物のサイズは3辺の合計が115cm以内
  3. 手荷物の重さは7kg以内〜20kg以内(会社によって幅がある)

荷物の写真を撮影しておく

荷物の説明がうまく伝わらないときなどに見せれば話が早いです。

スマホのバッテリーがなくならないように注意する

せっかく写真を撮影してもバッテリーがなければ役に立ちません。

翻訳アプリを入れておく

何を言っているのかわからないとめっちゃ困ります。

荷物の大きさ、色、特徴を英語で言える、書けるようにしておく

  1. 大きさ
  2. 特徴

滞在ホテルのホテル名・住所・電話番号を英語で書けるようにしておく

  1. ホテル名
  2. 住所
  3. 電話番号

海外旅行保険に入っておく

海外旅行保険とかお金をドブに捨てるようなものだと、今まではそんなふうに思ってました(笑)

次回から率先して入ります。入らさせてください!


ちなみに今回私が入っていたトラベルプラスガード共済(STWで旅行予約したときに流れでこの保険を勧められました)の場合だと…

ロストバゲージでの補償条件

航空機が目的地に到着後6時間以内にその目的地に運搬されなかった
航空機がその目的地に到着してから96時間以内に負担した費用

ロストバゲージで補償対象となるもの

身の回り品購入費(5万円が共済期間中の限度)

保険請求に必要なもの

共済金請求書兼状況報告書
公的機関が発行する事故証明書(寄託手荷物の遅延の場合は、航空便手荷物事故証明(兼)費用明細書)
特定費用の明細書および領収書
航空券の利用日時が確認できる書類
パスポートの写し(日本出入国スタンプ欄と署名欄)
その他本会が求める書類


これ、前もって確認していないとロストバゲージになったとき相当パニクりますよね(-_-;

2泊分くらいの着替えと身の回り品を機内持ち込みにする

  1. パスポート
  2. USBコード
  3. プラグ
  4. スマホ
  5. 歯ブラシ
  6. ガイドブック
  7. 筆記用具
  8. 財布
  9. 下着
  10. 靴下
  11. 常備薬

液体を持ち込むときの注意

液体物(ジェル・クリーム・エアゾールを含む)を機内へ持ち込む場合は、100ml以下の容器に入れ、すべての容器をジッパー付き透明袋に入れます。(たてよこ計40㎝以内の袋・1人1袋のみ)

  1. 洗顔料
  2. 化粧水
  3. 美容液
  4. オイル
  5. 歯磨き剤
  6. 目薬
  7. ハンドクリーム

ロストバゲージになったらまずやること

窓口に行って手荷物紛失証明書=PIR(Property Irregularity Report)の作成をしてもらう。

今回、これがないと話が始まらないということを身を持って体験しました(笑)

ロストバゲージになりそのあと手荷物遅延になった場合の補償概要

航空会社の補償

到着した空港で荷物を受け取ることができなかったが、最終的に手元に荷物が届けば航空会社は一切の責任を負わない決まりになっているので明確なルールはありませんが、行きの海外旅行中であれば歯ブラシなどの日用品を支給してもらえたり、日用品の購入の補償(後払い)をしてくれるサービスが存在する場合もあります。

加入している保険の補償

補償条件内、補償対象内、請求に必要なものがあれば補償してもらえます。

航空会社・加入している保険からの2重請求について

航空会社が補償して足りない金額を加入している保険で補償してもらえる場合があるので、以下を参考にしてみてください。

ロストバゲージになり、身の回り品購入費に1万円かかったとき

  1. 航空会社から遅延補償として5,000円補償された
  2. 加入している保険の補償限度額が1万円
  3. ⇒加入している保険から不足分5,000円を補償

ロストバゲージになりそのあと手荷物紛失になった場合の補償概要

何度もしつこいですが、預け荷物取扱ミスの7%の荷物は2度と戻ってきません。
空港でロストバゲージ手続き後、完全紛失の手続きに入るのは1ヶ月以上経ってからになるのが一般的だそうです。

航空会社の補償

航空会社の責任となり、ワルソー条約、モントリオール条約という国際的な取り決めのうち、航空会社が加盟している条約によって補償が異なります。

加入している保険の補償

補償条件内、補償対象内、請求に必要なものがあれば補償してもらえます。

最後に

今回、ロストバゲージっぽい?海外旅行の洗礼を受け、波乱万丈な感じで旅行がスタートしましたが、この日以降はトラブルもなくWDWを楽しむことができました。

これから海外旅行へ行くときは、荷物がなくなるかもしれないという心構えで行きたいと思います(笑)




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