Only Yun Yun「Green blossoms」 ~平行世界・現実とは交差していないけれど、どこかにあるかもしれない理想の世界~
こんにちは、チッタです。
アクセサリーブランド「Only Yun Yun」の伊藤櫻子さんにインタビューをしました。
2019年3月19日-4月14日に谷中の小さな美容室「ドールズ」で開催している展示販売「Green blossoms」でお話を伺いました。
これは、谷中の小さな美容室「ドールズ」です。
入り口に可愛らしい絵が描いてあります。
わたくし「Only Yun Yun」が大好きで、前回「ドールズ」で展示販売が開催されたときはお客として買い物をしました。
美容室として営業しながら展示販売をしているので、はじめてお店を見たときは「ここで合ってるのかな?」と入るのに少し勇気がいりましたが、ドアを開けるとスタッフの方の素敵な笑顔に迎えられ、楽しく買い物しました。
店内も可愛いです。
「Green blossoms」とは
――「Green blossoms」とはどういう意味ですか?
平行世界。
緑色の花が咲くようなイメージ。
夢を叶えたいという気持ちが強いです。
今ある世界とはまたちょっと違った世界が隣に存在するんじゃないか、という表現をしました。
現実とは交差していないけれど、どこかにあるかもしれない理想の世界、空想の世界が現実になるのではないか、とか。
もういない魂とかが、実は近くにいるんじゃないか。
そういうことを考えながら出てきたのが「Green blossoms」です。
こちらは展示販売の様子。
作品紹介
4作品の解説をしていただきました。
①花のオブジェ
チェコのガラス細工の花瓶からインスピレーションを得て作りました。
樹脂で花瓶を作り、花束とその周りを飾る輪っかが特徴的な作品です。
②Embroidery
2018年頃から喫茶店でチクチクしているんですけれども、2つ作るのが大変なヒトたち。
自由に作った1つのヒトたちを片耳として、イヤリング・ピアスにしました。
③フックドラグ
2017年頃から毎年冬になると画家のさぶさん(Instagram @submiddle)がフックド・ラグを作っていて興味を持ち、昨年作り方を教わりました。
これは、教わってから初めて図案を考えて作った作品。
緑色と黄色のお花が自分の中から沸き上がってきたのは、とてもナチュラルなことでした。
④大きすぎちゃってどうしよう
アクセサリーだけにとどまらず、オブジェを作りたいという思いから出来上がった作品です。
これは、ドライフラワーを並べたもの。
こちらは、屏風のようなカタチなので「屏風」と呼んでいて、可動のものと固定のものがあります。
これは可動のもの。
製作の過程で出てきたアイデアや、作りたい気持ちをつなげてできたもので、何のためにあるのかはとくに考えず、創作チャレンジした作品です。
これは固定のもの。
1番大きい方眼のオブジェは、方眼の模様が好きなのと、スパンコールとラインストーンで作ったお花があったので方眼の中に詰めてみました。
部屋のオブジェとして飾ってもらえたらと思っています。
その他の作品たち
インスピレーションが湧く瞬間
――日常生活でどういうときにインスピレーションが湧きますか?
インスタを見てるとき、あとは材料を見ているときかな。
面白いのが、樹脂を作るためのプラスチックケースを見ているとき(笑)
スーパーでお弁当やスイーツのケースを見て、「これにはプラスチックという刻印がない!あ!じゃあ綺麗に作れる!」とか。
このカタチだと何が作れるかな?みたいなことを常に考えているので、家に帰ってきてもプラスチックのケースを見ていたりすると、旦那に「気持ち悪い。」と言われることも(笑)
今は、花瓶の型を探しています。
花瓶と同じ手法でアクセサリー什器のスタンドもボトル型のパッケージに入れて作っているので、何かいいボトル型があればな、とか思って日々過ごしています。
「大きすぎちゃってどうしよう」シリーズがプラスチックのケースを使っていることが多いですね。
これからの予定
――これからの予定を教えていただけますか?
展示販売した作品のオンライン展開、春の季節に合ったお花シリーズ、ブドウ祭りを考えています。
展示販売した作品のオンライン展開
福岡パルコと東急プラザ銀座で展示販売したジェリーレジンのオンライン販売、また東急プラザ銀座で新しく登場した「many happy returns」のオンライン販売を予定しています。
具体的な日程は決まっていなくて、順次販売する感じですね。
「many happy returns」
くるりんマーク(➰)にはhappyという意味がある事を知って、たくさん入ってるし繋がって永遠になっているので「many happy returns」と名付けました。
「many happy returns」は、英語で「多くの幸せが巡ってきますように」や「お誕生日おめでとう」という意味です。
春の季節に合ったお花シリーズ
「メッシュフラワー」という手法を使って、春の季節に合ったお花シリーズをオンラインで販売したいです。
「メッシュフラワー」とは今回販売している「花のオブジェ」にも一部使用しているストッキング素材を使った手法のことです。
こちらが「メッシュフラワー」手法を一部使った作品。
お花シリーズは、アクセサリーとオブジェもかな。
ブドウ祭り
刺繍、ビーズ、ワイヤーワークで作ったブドウをいろいろ展開して「ブドウ祭り」のようなものをやりたいと思っています。
「お花シリーズ」が終わったら「ブドウ祭り」に取り掛かる予定です。
そんな感じかな、近々での予定は。
おわりに
伊藤櫻子さんとの出会い
何年も前、大阪にて知り合いのライブ鑑賞へ行ったとき、なぜかライブハウスでアクセサリーを販売していた櫻子さん。
「へー、ライブハウスでアクセサリーかぁ。」と軽い気持ちで覗きに行ったら、めちゃくちゃ可愛いアクセサリーにノックダウン!
さらに櫻子さんの持つ雰囲気に完全にやられた私は、後日「あなたの写真が撮りたい」とラブレターを出しました。
その1か月後、東京で写真撮影が実現。
それからプライベートでも仲良くさせていただいています。
インタビューのこと
今回、「Only Yun Yun」をたくさんの人に知ってほしいという思いからインタビューを企画しました。
この日、櫻子さんが着ていた服も綺麗な緑色で「Green blossoms」な感じ。
伊藤櫻子さん、ならびに谷中の小さな美容室「ドールズ」のお2人も、ご協力いただきお礼申し上げます!
おわり。
伊藤櫻子 | 針仕事が得意な母と大工仕事が得意な父の間に生まれて、自身は針と金づちの中間のペンチを握る。 学生の頃にアルバイトをしたのはおじいさんが営むビーズ屋だった。 中国のハーフで名前の櫻はying、ユンと発音する。 子供の頃からパンダの様にユンユンと呼ばれていた。Only~you~♪ダジャレで思いついた名前。 細々と、かつ毎年、展示やグループ展に参加。ビーズを使って立体作品を作り出す。 ボタン建築や曼荼羅電飾、、その作品はアクセサリーにとどまらない。 |
---|---|
HP | Only Yun Yun |
Online Store | Only Yun Yun Online Store |
@only_yun_yun |
Green blossoms
期間 | 2019年3月19日-4月14日 |
---|---|
場所 |
谷中の小さな美容室 ドールズ 東京都台東区谷中3-13-1(谷中 銀座商店街)地図はこちら 毎週月曜・3月26日・4月11日がお休み 火曜-金曜 11時-21時 土日・祝 9時-19時 |
ブログ | 春の展示 only yun yun “Green blossoms” |
※このブログの画像は、チッタ撮影・「Only Yun Yun」からの提供画像を混ぜて表示しています。