何か眠い…が睡眠時無呼吸症候群だとわかるまで、その後

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こんにちは、チッタです。

睡眠時無呼吸症候群だと判明するまでの経緯、シーパップ治療など今取り組んでいることを書いていこうと思います。

「私の眠気が他の人の眠気と違うんじゃないかと疑い始める」ここにたどり着くまでの道のりが長かったです。

症状がずっとあったのに10年以上も放置していた原因

何か眠いと意識しだしたのが24歳くらい、専門学校を卒業してフリーターとなりアルバイトをしていた頃です。

接客業の仕事中に夢の国へ。

半分意識が飛びつつも接客するという荒業を編み出しました。(よい子はマネしないでください)

デスクワークの仕事ではもっとひどくて、意識が飛びながらも作業を続けるので何をやっていたのかわからなくなることもしばしば。

そして、眠いのならば寝ればいいんだと思ってたくさん寝てみても、次の日はまた夢の国。

今思えばこの時に何かおかしいゾと疑えばよかったのですが…



小学生の時、親から「お前は体力がないから疲れやすい。」と言われ、体力がないからすぐ疲れて眠くなるのだと勝手に解釈した私は、この時から自らを呪いにかけてしまいます。

眠くて眠くてどうしようもない時も「私は他の人より体力がないからしょうがない。」と全てこれで片付けていました。



テレビで睡眠時無呼吸症候群のことを取り上げていても「太っている人に多い」というインパクトがあって、どこか他人事になっていたのでした。

そう、私はガリガリなのです。

ガリガリでも睡眠時無呼吸症候群になるということを身をもって知りました。

病院へ行くきっかけ

妊活をしていたときに知り合いからバセドウ病の話を聞いたのがきっかけです。

その当時は授かるためなら何でもやりたいと思っていて、甲状腺外来、睡眠時無呼吸症候群外来をやっている病院があって興味を持ちました。

私の眠気が何なのかハッキリさせたいと思ったのです。

睡眠時無呼吸症候群の検査

PSG検査という体にセンサーをつけて一晩寝るという検査をおこないました。

20:00ごろに病院へ、シャワーを浴びてセンサーをくっつけ、21:30過ぎには消灯でした。



翌朝6:00ごろに看護師さんが起こしにきてくれます。

センサーを外してシャワー、7:00ごろ病院を出ました。


費用は約12000円(泣)

シャワー付きの個室で居心地は最高でしたが、全然寝れません。

検査結果

検査が終わって1~2週間くらいで結果が出ました。


なんと、中等症の閉塞性睡眠時無呼吸だったのです。


私の眠気は他の人とは違うんだと医学的に解明してもらい、長年のモヤモヤが晴れて何とも言えない気持ちになりました。

閉塞性睡眠時無呼吸とは

睡眠時無呼吸症候群は、閉塞性睡眠時無呼吸と中枢性睡眠時無呼吸の2種類あって、睡眠時無呼吸症候群の9割の人が閉塞性睡眠時無呼吸になるようです。


閉塞性睡眠時無呼吸は、睡眠中に空気の通り道である気道に十分なスペースがなく、呼吸が止まってしまう症状のことです。

呼吸を再開するためには眠っている脳を起こす必要があって、これを寝ている間に何度も繰り返すと睡眠不足と同じ状態になります。

もちろん本人には起きたという感覚はありません。


気道を狭くさせる原因は…
・肥満による首部分の脂肪の増加
・首が太くて短い人
・舌の付け根や軟口蓋(鼻と喉の境の部分)の気道への落ち込み
・小顎症(顎が小さい)、顎の後退
・扁桃肥大
・鼻の構造的な問題(鼻すじの彎曲、鼻が低い)


私の場合は、アゴの小ささ、歯並び、口呼吸を医師から指摘されました。

アゴが小さいので歯がガタガタになっていて口を閉じることができません。

口を無理やり閉じるとアゴの下に梅干しジワができるのです。



歯科矯正をしているのでこれから歯並びや口呼吸は改善しますが、アゴはどうしようもありませんね。


シーパップ療法をするために、また検査です(泣)

医師からは3種類の治療、マウスピース、シーパップ療法、外科的手術について説明がありました。

私は歯科矯正をしていてマウスピースをつけることができないのでシーパップ療法を、ということに。


シーパップ療法とは、寝ている間に無呼吸にならないよう鼻に酸素マスクのような機械を取り付けて寝る療法です。

圧力をかけた空気を鼻から気道に送り、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止します。



この療法は症状が改善されていくいうものではなくて、取り付けている間のみ改善されるという対処療法。

これから一生シーパップとお付き合いせねばなりません。

ずっとつけて寝るのは嫌だなと思いつつも、これでよくなるのなら嬉しいなと思いました。


このシーパップ療法をするにあたり、もう1度PSG検査をしてシーパップ療法が有効だということを数値で証明しなければならないとのことでした。

ただ寝るだけの検査ですが、センサーをつけまくっているので全然寝れないし、何よりも13000円というお財布に優しくないところが本当に嫌。

最初のPSG検査よりも若干高かったです。

シーパップデビュー!毎日装着して約8か月経ちました

はじめてシーパップを装着して寝た次の日の朝のことは今でも覚えています。

ものすごく頭がクリアでした。



例えるなら晴天でしょうか。

いつもは体が重くて頭の中に霧がかかっていたのが、シャキーン!としていました。


めちゃくちゃ感動して、これで仕事中に夢の国へ行かなくなるんだと思って嬉しかったです。



写真の私は、シーパップが肌に当たると赤くなるのでコットンやティッシュを挟んでいます。

見た目はすごいですが、これで朝まで快適。






ところが…


2、3日すると仕事中にまた夢の国へ行くようになったのです。

相変わらず朝起きたときの頭はクリアでしたが、初日のような感動はなく、クリアな状態が普通の感覚になっていました。



ちゃんと寝たはずなのになぜ?


毎月の通院

シーパップ療法は装置の作動状況や、睡眠時無呼吸の状況を確認するために毎月1度は受診しなければなりません。


使っているシーパップ内にメモリカードが入っていて、その中にシーパップの利用状況、毎日何時間寝ているか、何回無呼吸になりかけたかなどを計測したデータが記録されています。

このデータを医師と確認し、気になる症状を伝えたり、軽いやり取りをします。

で、毎月約4500円かかります。(悲鳴)


モディオダールの存在を知る

毎月の通院で眠気のことを医師に相談しました。


すると、シーパップ療法が適切におこなわれているにも関わらず、日中の眠気が残存する症例があるようで、モディオダールという薬を処方することができると言われました。


モディオダールは、脳の働きを活発にして覚醒を促す作用がある薬です。

なんか怖いなと思い1か月近く悩みましたが、相変わらず眠いので処方してもうことに。

モディオダールを飲むも夢の国へ

モディオダール1日目。

朝、食事のあとモディオダールを1錠飲みました。


するとどうでしょう。

通勤電車で居眠りもせず目がギラギラしてきます。

今までに味わったことのない感覚で、マシンガンのごとく仕事をこなしていきます。


ババババババババババババババババッ!(マシンガン風)



夕方には薬が体から抜けていくのがわかりました。


スーパーマンが普通の人にもどったような、そんな感じ。



「この薬は本当にすごい。救世主かもしれない!」とそんなふうに思っていたのも束の間。


飲み始めて2日目にして夢の国へ。

3日目には副作用の嵐。

吐き気、頭痛、寒気と一気にきて絶不調。

すぐにやめました。


長年居眠りと戦ってきた私の眠気覚まし法

仕事中の夢の国問題は相変わらずな感じですが、長年付き合っているので自分が夢の国へ行きそうになるポイントがわかってきました。


まず、お昼ご飯のあとの眠気対策。

これはもうお腹いっぱい食べないことにつきると思います。

お弁当持参にして自分なりの量を加減しています。



その他としては、仕事でわからないことが出てきて作業がストップすると… 意識が… だんだん… 遠くな… ってきます。


わからないことは調べて自力で解決するという職場のスタンスなので、調べるという作業が結構あります。

すぐに解決できないときに多いのが、

「はっ! 今、意識飛んだよね… やばいな… 」というのを5回くらい繰り返すと、そこから普通に起きている状態へ戻すのにとても時間がかかってしまいます。


2.3回意識が飛んだ時点で「何か口に入れる」これが今のところ1番効果を発揮しています。



私は、体によさそうなカカオ70%のチョコを1日3つくらい。

口に入れるものは何でもいいと思います。


ちょっとしたことだけど、やるとやらないでは全く違うのでおススメです。


最後に

いろいろな仕事をしてきて、そのたびに居眠りしていることを笑われたり白い目で見られたりしました。


何時間も睡魔と戦って、ようやく意識がはっきりするとクタクタになっていて、一体私は何をやっているのだろうと悩んでいたこともあります。

だけど、悩んでいても病院へ行くことはありませんでした。

病院へ行くという発想がなかったのです。



ようやく重い腰を上げ病院へ行き、中等症の閉塞性睡眠時無呼吸だと判明しても謎の睡魔から解放されることはありません。



それでも病院へ行ってよかったと思っています。





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